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新年明けましておめでとうございます。

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 新年明けましておめでとうございます。当社にとって昨年は、東日本大震災後の職人・資材不足や、公共工事増加や消費税増税による急な工事集中により慌ただしい年でありました。当社でも、消防署耐震改修工事や畜産大学国際会館改修工事など単独受注させていただきましたが、協力業者、従業員の尽力によって乗り切ることができました。
新年早々、新築着工、改修工事着工など数多く抱えさせていただいています。春先まで忙しい予定が続いています。

 当社は今年3月に創業48周年を迎えます。我々を取り巻く環境は、2020年のオリンピックに向けた公共事業が進行するなど、今年は景気浮揚が期待されていますが、多くの業界は 2020年以降の消費の冷え込みを懸念しています。住宅市場は消費税前の駆け込み需要後様子見の状況が続き、15年秋には更なる税率アップという試練が待ち受けています。また根本的問題として人口減に対する住宅ストックの超過などがあります。

 当社の家づくりの基本の考えは、お客様と社員自身が納得できる家を作り上げるという考えです。
 そのために、当社では地耐力のある安全な土地選びをお手伝いする為、宅地建物取引業の業務も行っております、希望の家に合ったお客様に最適の土地捜しを行います。
 また、お客様の希望の間取りをお聞きし耐震、耐久性に優れた設計を行う為に建築設計事務所の業務も行い担当建築士が社内で設計し、監理をしています。
 その設計を施工するに、建築工事業の建設業許可を所得しております。最適の職人を配置して、お客様と社員自身が納得のいく工事を施工しております。
 また、匠の大工達が安全に正確にお客様のご自宅の木材を加工、作業できるように、社内にクレーン付きの工場を設け自社内で木材を保管し作業しています。
 ただ、弊社のみではできない部分もありますので、協力業者も含めその考えに基づき取組しています。
 私達スタッフのプロの目で見て、最適なものを提案させていただいておりますが、デザイン的に価格的にお客様の希望にそぐわないものも中にはございます。
 しかし、この寒冷地十勝において両者とも厳選してゆくことが大切と考えます。
 現在住宅ローンは多くの場合35年と長い期間ローンを組まれます。当社のお客様も建築後30年40年の経過後も修繕、リフォームなどご連絡をいただきます。新築時その時に弊社で最善の家づくりができたので、今があると考えます。自身の目の届く範囲が限られますので多くの仕事はできませんが精一杯、今年もがんばります。

第44回 北海道職業能力開発促進大会

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昨日、帯広ノースランドホテルを会場に企業における職業能力の開発促進と技能尊重気運の醸成を目的とした、職業能力開発と職業能力検定等の関係者の大会が行われました。功労者表彰、記念講演、懇親会を行いました。
表彰式では 
   ・認定職業訓練関係
   ・技能検定関係
   ・技能振興関係
   ・技能評価事業関係
   ・技能審査事業関係
   ・第50回技能五輪全国大会入賞者
   ・技能者育成基金寄付者
   ・北海道若年者優秀技能者知事賞
など表彰させていただきました。
参加者の若年技術者の技能五輪全国大会入賞者の中には世界大会へ参加されるかたもおり、日本のものづくりを世界へ発信していただきたいと思います。
下記の行政、団体、企業には後援、協賛をいただき感謝いたします。
北海道、帯広市、北海道新聞社、北海道建設新聞社、十勝毎日新聞社、N HK帯広放送局、北海道放送、北海道文化放送、北海道テレビ放送、テレビ北海道、札幌テレビ放送
(社)北海道商工会議所連合会、北海道商工会連合会、(一社)北海道建設業協会北海道中小企業団体中央会、高齢・障害・求職者雇用支援機構北海道職業訓練支援センター、(社)北海道技能士会

リノベーションとは

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住宅の長寿命化。十勝では多くの住宅が30年前後で建替えられてきました。これまでの住文化への反省から、昨今では「長期に渡って利用可能な住宅を」という考え方が定着しつつあります。

こうした考えに基づく「リノベーション」は、解体で生じる廃材が少なく、環境への配慮という観点からも注目されています。

◆リノベーションとは?

リノベーションとは、建物の骨組みだけを再利用し、内部をそれまでとは全く違う状態に作り変えることを言います。

リフォームが「元の状態(新築時)に戻すための表面的な修繕」であるのに対し、リノベーションは「新築時と根本的に異なる生活空間に改修する」という意味合いで使われます。

つまり、リノベーションは、キッチンやトイレを新品にするだけに留まらず、建物の骨組み(主要構造部)以外の全てを一新し、新築時とは全く異なるライフスタイルを適えるための手段と言えます。

すでに所有している建物をリノベーションする場合もありますが、新たに中古マンションや中古戸建てを探して、自分の好みにあったリノベーションをを施すスタイルが主流です。また、最近ではリノベーションを施した上で販売されている中古マンションや中古戸建ても存在します。

<リノベーションのメリット>

・ライフスタイルに適った自由な間取りにすることができる。

・新築マンションや新築戸建てを買うのに比べて、費用を低額に抑えることができる。

・新築マンションや新築戸建てに比べて、取得時からの資産価値の目減りが少ない。

・新築マンションや新築戸建てを買うのに比べて、物件の選択肢が広がる。

・固定資産税が安い。

<リノベーションのデメリット>

・設計の打合せ期間や工事に時間がかかる。

・既存建物の耐久性が不足の場合、補強工事が必要。

・住宅ローンを長期利用できるケースが少ないため、毎月の返済額が多くなるため、自己資金が必要となる場合が多い。

弊社の加盟団体でこのような説明がありましたので参考に。

道産材100%2×4住宅丸十木材モデルハウスを社員一同で見学

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皆さん元気に挨拶していますか!
朝から声を張って参りましょう!

9月2日金曜日AM11:00 西3条南24丁目に
オザワホーム社長を筆頭に社員全員が集合!
丸十木材株式会社が推進している道産材カラマツ材を使用した2×4住宅モデルハウスを研究・勉強のため、丸十木材の担当者に協力を願い今回の見学勉強会となりました。
実際の建物は壁スタッド(縦枠材)で2×6サイズを使用、小屋組みはトラス構造で大空間を作り出した建物になっています。
一般的に使用されている輸入材(SPF等)の2×4材に比べ触った肌触りは固い感じが伝わってきます。
カラマツ材に対する見学前の印象は、強い樹種ではあるのですが乾燥していくと曲がり反りが出やすくヤニも多い、割れが出やすいなどあまり良い印象ではありませんでした。
しかし、今回見学した建物で使用しているカラマツ材は1年以上を経て、何一つ問題なく構造躯体を成していたのです。
これは何故なのか!案内説明していただいていた丸十木材の代表取締役中田隆之氏に問い正したところ、まず人工乾燥技術が飛躍的に向上しましたとのこと。
ある程度のサイズにカラマツ材を加工切断し、切断した木材を手順どおりに乾燥炉に入れ、この段階で曲がり反り、割れ、ヤニを徹底除去し使用時には狂い変形の少ないものに仕上げる技術が確立されましたとのことでした。
価格はやはり輸入材よりは高め、というか最初はかなりな高級材でした。
しかし、木材関係会社の協力のもと、品質の劣るもの(スタッド使用不可)の再利用ルートがある程度確立し、カラマツ材のスタッドに関してはかなり価格ダウンに成功しましたとのことで、今後に期待ができるようです。
カラマツ材は今、伐採期に入ってきている模様です。
40年~50年でその時を迎えるとのことでこれから多くのカラマツ材が流通していくものと思われます。
地産地消で道内の景気回復に寄与し、海外からの輸入減少によって
輸送から出るCO2の削減。
将来子供たちの未来にとってはとても明るい材料の一つではないかと思われます。

帯広聖徳太子講例大祭

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本日、私が副理事長を務めています帯広建築工業組合にて、大工、左官、鳶、板金、鉄筋、塗装などの職人仲間で聖徳太子を守護神として行う例大祭が行われました。
聖徳太子が寺院建築技術を中国より導入し日本に広め技能の神様とされ建築史上大きな存在であったことに由来する太子講は、大工職人が聖徳太子を職の祖と仰ぎ稼業の安全と発展を願う江戸後期に始まりの講であります。
仏さまを日本に広めたのは聖徳太子であり、そのおかげで、われわれ大工たち職方は、仏様の家を造る、という仕事をさせてもらえました。
室町時代の終わり頃から、太子の忌日と言われる2月22日を「太子講」の日と定め、大工や木工職人の間で講が行なわれるようになったそうです。これは四天王寺や法隆寺などの巨大建築に太子が関わり諸職を定めたたという説から、建築、木工の守護神として崇拝されたことが発端で、江戸時代には大工らの他に左官や桶職人、鍛冶職人など、様々な職種の職人集団により太子講は盛んに営まれるようになったのです。
帯広聖徳太子講は昭和3年に始まり、以来83年にわたり先人の志を守り続けて参りました。毎年、例大祭を当組合員並びに前記職方の協力により開催してきております。

これからの日本

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3月11日(金)に起こりました東北太平洋沖地震でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。
また、明日をも見えない状況の被災地の一日も早い復興をお祈りします。

建物の倒壊以上の津波による大災害には、この国は一体どうなってしまうのか、というほどの恐怖を与えられました。
せっかく建物を耐震構造にしたのに、津波が来てしまえばその前提はまったく意味を成さなくなる。基礎の浅い地域では地盤ごと流されているようでありました。海岸沿いの地域であるため、津波の被害のほか、地盤の液状化現象による基礎からの被害も相当数有るものと思います。

震災を受けて国道交通省は、早速プレハブ建築協会に対して3万戸の仮設住宅を2カ月という短期で供給できる態勢を整えるよう要請しているようです。
この3万戸という数は阪神淡路大震災並みの規模である。現代の建築技術からすれば、建設は半月~1ヶ月という工期で対応可能なはずであり、早急の対応が求められています。

また、「フラット35」という住宅ローン商品を販売している住宅金融支援機構でも、震災で住宅に被害が出た住民を対象に、「災害復興住宅融資」の募集を始めているようですが、ただちに住宅を建設できる方はほんのわずかでしょう。

適用金利は全期間固定で1.77%という低金利での長期間融資となるようですが、これだけの災害の状況を考えると無利子で融資をしていただきたいと考えるのは私だけでしょうか。
半壊以上の住宅被害を証明する市町村の書類が必要となるが、住宅の購入や建設、補修などの資金に充てることができるようです。
しかし、「フラット35」を含む支援機構のローンを返済中の被災住民に対しては、返済能力、災害規模に応じて1~3年の返済猶予や期間の延長などに応じるということです。

今回の震災からも、私たち住宅事業者は、今まで以上に地域の地形、地盤、環境を熟知し家づくりを提案してあげることが必要なのではないでしょうか。地域工務店の役割は、地域住民の安全を守っていかなくてはなりません。

先日、帯広高等技術専門学院の卒業式に列席してまいりました。
今年度は建築科卒業は15名おり女性は2名もいました。彼らの目はきらきらと輝き、日本のこれからの建築を牽引していく気力がみなぎっているようでした。
ものづくり大国日本は残念ながら、最近若年技術者が不足しています。しかし彼らには今回の大震災を乗り越えて行くパワーが満ち溢れています。
                       小澤

とかちの夢計画

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とかちの新しい農産物 マンゴー
今日 とかちの地にマンゴーを植えた
お菓子や料理にとかち産のマンゴー
を夢に。
12年ほどの樹齢であった。
来年の今頃は収穫の予定・・・
NHK放送も取材に来てくれていた。

地震災害時の家具の倒壊防止

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当社の加盟しています帯広建築工業組合では、昨年より帯広市と災害防止について協定を結ばさせていただいています。
地震などにより災害が起きた場合に組合員が災害復旧に協力するというものです。もちろん、無報酬での協力です。
今月、災害防止活動の一環として、市内在住の高齢者住宅で帯広市へ希望のあった方で、タンスなどの転倒の恐れのある住宅へ無償でタンスの固定サービスを致しました。
毎年、組合員が協力しながら少しずつの件数ですが、行っていく予定です。

植物工場

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自然エネルギー利用型低コスト植物工場
帯広の㈱土谷特殊農機具製作所で公開があり、視察してきました。
完全人工光型で土は使わず建物の中で野菜を育てるものです。育っているのはマルチリーフクイーンとリボンという名前のレタスのような野菜でした。試食しましたがサラダ用に最適な食感ですね。
こちらの工場は船舶コンテナを利用のものですが、当社ではもう少し小型のコンテナがあるので、このような活用もこれから出てくるかもしれないなと思いながらいました。
将来的な計画はひとつの地域でサイクル化できるのが理想のようです。
冬にアイスシェルターで氷を作り、それにより夏は冷房する。また、畜産牧場でバイオガスプラントで電気と熱を作り照明や、暖房を行う。そのようなサイクルの中に、畑があり、住宅地があり、事業所があり、食品販売流通システムがあるというのが理想のようです。

北海道建築工事業組合連合会研修大会

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先日、函館での研修大会に参加してきました。全道の住宅建築業者が一同に集い、研修、懇親を毎年行っています。
H22年、今年の研修のメインは函館五稜郭の箱館奉行所の復元工事現場の視察でありました。
江戸時代末期 新撰組の戦いの場となり、多くの方々が亡くなった箱館戦争その舞台でした。
現在、宮大工を初め日本の名工たちが心血を注ぎ、奉行所を再現させています。6月には完成し一般公開されることと函館市長にお聞きしました。
屋根を支える大梁には二尺を超える梁が使われていました。
松、ひば、檜など日本中から木材は集められたと思われます。
外国人が写しもっていた写真をもとに、設計図をつくり、再現したという夢のような大事業です。