住宅の長寿命化。十勝では多くの住宅が30年前後で建替えられてきました。これまでの住文化への反省から、昨今では「長期に渡って利用可能な住宅を」という考え方が定着しつつあります。
こうした考えに基づく「リノベーション」は、解体で生じる廃材が少なく、環境への配慮という観点からも注目されています。
◆リノベーションとは?
リノベーションとは、建物の骨組みだけを再利用し、内部をそれまでとは全く違う状態に作り変えることを言います。
リフォームが「元の状態(新築時)に戻すための表面的な修繕」であるのに対し、リノベーションは「新築時と根本的に異なる生活空間に改修する」という意味合いで使われます。
つまり、リノベーションは、キッチンやトイレを新品にするだけに留まらず、建物の骨組み(主要構造部)以外の全てを一新し、新築時とは全く異なるライフスタイルを適えるための手段と言えます。
すでに所有している建物をリノベーションする場合もありますが、新たに中古マンションや中古戸建てを探して、自分の好みにあったリノベーションをを施すスタイルが主流です。また、最近ではリノベーションを施した上で販売されている中古マンションや中古戸建ても存在します。
<リノベーションのメリット>
・ライフスタイルに適った自由な間取りにすることができる。
・新築マンションや新築戸建てを買うのに比べて、費用を低額に抑えることができる。
・新築マンションや新築戸建てに比べて、取得時からの資産価値の目減りが少ない。
・新築マンションや新築戸建てを買うのに比べて、物件の選択肢が広がる。
・固定資産税が安い。
<リノベーションのデメリット>
・設計の打合せ期間や工事に時間がかかる。
・既存建物の耐久性が不足の場合、補強工事が必要。
・住宅ローンを長期利用できるケースが少ないため、毎月の返済額が多くなるため、自己資金が必要となる場合が多い。
弊社の加盟団体でこのような説明がありましたので参考に。